亀齢酒造 酒蔵見学
西条の酒まつりでも、お邪魔したことがある亀齢酒造。
今回は酒蔵見学。
前日飲み会で1時過ぎまで飲んでて、朝だるかったけど、行かなければ。
西条の朝は寒かった……でも、その日の西条は、暖かいほうだったらしい!(◎_◎;)
説明を受けるに、西条の厳しい朝の寒さこそ、酒造りに適してるんだって。
美味しいお酒ができるための寒さなんだから、寒いとか言ってる場合じゃないよね。
スイマセン(>人<;)
社長さんの座学を受けて、いざ、蔵の見学。
蔵全体がお酒のいい香り。
歩きながらめちゃくちゃ、クンクンした。
靴も履き替えて、頭にもキャップを被ってたけど、私から発する菌がお酒に付着しないか不安だったわーー。
空中の菌に負けないように、みんなで頑張ってるって社長さんは言ってたけど、私の
菌も大丈夫ですか?(´・_・`)
上の機械でできる麹室とはまた別に、品評会で出すようないいお酒を作る時には、全部人の手でやるらしい。
下のサウナみたいな、アーチ型をした麹室があって、蒸した米を、麹菌を増やすため
に室に運んで、板の上で3センチの厚さに伸ばして麹菌をふりかける。
そしたら、それを特殊な専用の木箱に少しずつ入れて、木箱を重ねるんだけど、段に
よって温度が変わるから、2時間ごとにその重ねた木箱を入れ替えるらしい。
この木箱を作れる職人さんが、今は減って新しいのを入れるのは難しいって。
ホームセンターで木を買ってDYIするとかって言う、簡単なことじゃないんだよ。
木箱1つで1万くらいするらしいよ。
社長さんが、蔵人も今は減ってきてるって言ってた。
日本の伝統職人さん達が今は減ってきてるんだね。
発酵過程を見せてもらった。
大きなタンクにビックリよ。
ブツブツと発酵する音が聞こえるんだよ、スゲーーーー。
杜氏さんと蔵人さん達は酒造りの間、この蔵に半年間ずっと住み込みをしてるって!
ビックリ。その間家族とは会えないんだよ。
だから嫁の理解が必要みたい…。
いつどんなことがあるかわからないし、細かい温度チェックとかもしなきゃいけない
らしく、朝は2時から起きて仕事することもあるんだって。
ってか、2時は朝とは言わないから 笑
でも、いいお酒を作るには必要なことらしい。
いいお酒を作るには、『人』中心じゃなく、『お酒』中心で考えなきゃいかんと、案内してくれた、イケメンの若手ホープの方が熱く語ってたけど、めちゃくちゃ共感できた。
うちらの業界でも、やっぱり患者中心じゃないと、職員のやりやすいように業務して
ちゃ、いい看護は提供できないもんね。
職人って、みんなそうだと思う。
熱い!!!
今までもありがたく日本酒を頂いてたけど、酒造りに頑張ってる職人さん達の思いや
大変さを知ると、さらに有り難みが増します。
いつも美味しいお酒を作ってくださってありがとうございます。
蔵見学が終わって、また事務所に戻って今度は試飲タイム。
そのあと、お土産を買って、いざ昼食「掬水」へ。
みんなお友達と来てたけど、私はお一人様ー。
3人グループに入れてもらってテーブルについた。
亀齢の女将さんも同じテーブルにつかれて、いろんなお話を聞けて楽しかった。
みんなお酒好きなんだなって人ばっかりで、日本酒イベントとかの情報もいただけた。
掬水で使われているお水は、亀齢酒造の仕込み水。
龍王山から雨が降って流れてくるまでに40年、今のお水は40年前のお水ですって。
スケールでかいよね。
軟水で、柔らかくて飲みやすいお水。
お土産に、蔵でしか買えない限定酒『吉田屋』を買った。
掬水でも出していただけたんだけどね。
昔亀齢に改名する前の名前なんだって。
亀齢からのプレゼントにお酒で作った石鹸を頂いた。
これを使って美肌になろう。
梅の花がとっても綺麗。
楽しい一日だったーー〜。
花粉症だけど、いい季節になったなーー。