mainitikodoku’s diary

自分自身への覚え書きを兼ねたもの

陳腐な関係3

今日は、お別れの日だった。

けれど、前回のB男の『努力する』で、別れを回避した2人。

いつものように、コンビニでオヤツとお昼を買ってラブホに。

 

B男がなんだかいつもより気づかっているのが分かる。

A子も、いつもよりピッタリとくっついて、気持ちをアピールした。

 

いつものように過ごした2人。

時間がきてホテルを出る。

そういえば、来週はB男の家庭の都合で会えず、再来週はA子の出張で会えないのだった。

B男に尋ねた。

『再来週は会えないけど、なにして過ごすの?2週も続けて会えないなんて寂しいね』

B男は来週は家庭サービスで再来週の予定はまだ決めてないと言った。

来月は、B男の長男が住む家を探しに一時帰省する。

 

A子は来月の仕事の休み希望を職場に出さないといけない。

A子『じゃあ、来月は第1週と、翌週は息子が帰ってくるから会えないね。』

B男『息子の帰ってくる日は、もしかしたら、15時くらいから1時間くらい会える可能性もある』

A子『えっ、じゃあ私に休みを取れって意味?』

B男『休みにしなくてもいいけど、そしたら完全に会えないよね。職場に顔を見に行く?』

A子『嘘ばっかり。顔なんか見に来ないくせに』

B男『来て欲しいの?』

 

2人は、飲みに出たり、旅行にに行く費用として、2人でお金を貯めていた。

1ヶ月に1回三千円集める。

月初の今日は、お金を集金する日。

B男『あ、お金を集めないと』

A子『もう意味ないよ。それでも集めるの?』

B男『集める』

A子『何のために?夜も飲みに行けないじゃん』

B男『焼肉ランチに行くだろう?』

A子『ランチ?そんなのこのお金から出したくない』

B男『まあ、貯金だと思えば別れた時に、手許にたくさんお金が戻ってきて嬉しいじゃん?』

A子『はあ!なにそれ!そんなことのためにお金を貯めたくない。私は旅行に行きたいんだよ』

B男『奥さんがなかなか家を開けないからね。でも、ずっとないわけじゃないから、行ける可能性はあるんだから』

 

A子は渋々お金を出した。

現在合計7万2千円。

 

まだまだ2人の陳腐な関係は続く。