いい年してやからし酔っ払い
あの日、1時くらいに帰宅したらしい。
家の前に着くまでに自転車にぶつかったりしたらしい。
家の鍵が開けられなくて、何度もインターホン鳴らしたらしい。
「ドアを開けてくださーーーい」と言いながら。
痺れを切らした娘がドアを開けてくれたらしい。
家に入ると、すぐにリビングに直行して、窓を何度も叩いたらしい。
結局窓を開けて、「助けてくださーーーい」と叫んだらしい。
これを何度か繰り返し、リビングのソファーで眠る。
しばらくするとまた目を覚まして、窓を開けて叫び始めて、やっと3時から静かになったらしい。
朝起きてなんで寒い中、何も掛けずソファーで寝てたのか不思議だったが、謎が解けた。
お財布も、どうやら、マンションの外にあるベンチに置いてたらしい。
それでも、6時に目覚めてお弁当を作った。
二度寝して起きた辺りから吐き出した。
両膝が痛い、擦り剥けてる。
これ、絶対こけてんな。
今日、お財布のお礼にお茶菓子を持って行った。
いい歳して、これじゃダメだよな。
娘は、虐待と思われるから早く窓を閉めてと願ってたと言われた。
こんな母親ダメだよな。